大村神社
明治維新の立役者、郷土・鋳銭司出身の大村益次郎を祀る
鋳銭司出身で「維新の十傑」の一人にも数えられる大村益次郎を祀る。明治維新後、益次郎は、軍制改革に尽力する中で1869年(明治2)年9月に不平士族の襲撃に遭う。3カ月にも及ぶ治療の甲斐なく同年11月に志半ばで力尽き、生まれ故郷・鋳銭司へと運ばれ埋葬された。当初の大村神社は、1872(明治5)年に墓所と同じ場所に創建されたが、1946(昭和21)年、広大な長沢池を一望できる現在地へと移された。境内は地域住民の憩いの場にもなっており、毎年4月の第3日曜には春祭りとして「誕生祭」、11月3日には秋祭りとして「命日祭」が催される。歴史ファンのほかに、益次郎が医者でもあったことから、医療の道を志す人が祈願に訪れることもあるという。また、隣接する鋳銭司郷土館(9:00~17:00、入館料一般100円)では、彼の生涯が詳しく紹介されており、愛用の扇子、陣笠、直筆の作戦図など数多くの遺品が展示されている。
なお、1824(文政7)年に幼名・村田宗太郎として生誕した場所は公園となっており、同神社からは徒歩約20分。医学や蘭学を修めた後、鋳銭司に帰郷して村田良庵と名乗り、村医をしていたこともあった。大村益次郎へと改名した際の苗字「大村」は生誕地の地名。
所在地 | 山口市鋳銭司3406 |
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入場時間 | - |
入場料金 | - |
アクセス | JR山陽本線四辻駅より徒歩約20分 |
定休日 | - |
駐車場 | あり |
- ※トイレあり(鋳銭司郷土館屋外)