井上公園
市民や観光客が憩いふれあう、湯田温泉のシンボル公園
観光客にとっては湯田温泉の玄関的な空間で、地域においては子どものころからの憩いの場として思い出に刻み込む市民も少なくない。園内にある足湯では市民や観光客が膝を交えてふれあう光景が馴染みとなっている。
「高田御殿」とも呼ばれた井上馨の生まれ育った屋敷跡に、大正時代初め頃に整備され、通称だが井上公園として市民に定着していた。昭和初期の再整備時に地名から高田公園と名称がつけられたが、明治維新に大きな足跡を残した彼を顕彰するゆかりの歴史公園としての見直しをという地域の要望に応え、2012(平成24)年に元の井上公園という名称へ戻された。
長州藩へと七卿落ちした三条実美らを偲ぶ石碑、三条手植えの松、湯田温泉出身の詩人・中原中也の詩碑、一時期同地に暮らした俳人・種田山頭火の句碑、井上家にあった手水鉢などが広大な園内に点在。さらに2015(平成27)年、三条実美の滞在のために建てられた井上家離れ「何遠亭」が当時の図面を元に復元。美しい庭も整備され、自由に利用できる休憩所として開放されている。山口市の春の風物詩「湯田温泉白狐まつり」においては、イベントのメーン会場の一つとして多くの来場者で賑わう。
所在地 | 山口市湯田温泉2-5 |
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電話番号 | 083-934-2810(山口市観光交流課) |
入場時間 | 足湯10:00~22:00 何遠亭4月~10月 10:00~17:00、11月~3月 10:00~16:00 |
入場料金 | 無料 |
アクセス | JR山口線湯田温泉駅より徒歩5分 山口市コミュニティバス「吉敷・湯田ルート」22-3番湯田温泉6丁目下車徒歩3分 |
定休日 | 何遠亭のみ水曜と8/13~15・12/28~1/3 |
駐車場 | なし |
- ※トイレあり
- ※身障者優先設備あり