藩主が1699年に開始した大規模な塩田事業は、その後約260年に渡り良質な塩の一大生産地となりました。今では塩田跡地に多くの工場が建てられましたが、その一角に日本の塩業史と防府の産業に大きな役割を果たしたことを記念して作られた公園です。園内では、昔の塩田産業の模型や様々な展示物で塩の生産について学ぶことが出来ます。

国指定重要文化財の旧毛利家本邸は、旧長州藩主毛利家の邸宅で、全体に伝統的な和風意匠を用いた住宅です。邸宅の一部は博物館として、毛利家に伝わる国宝を含むたくさんの宝物を収蔵・展示しています。また、国指定名勝である庭園は、自然地形を活かし起伏に富んでおり、四季折々の景観が楽しめます。