山口サビエル記念聖堂(やまぐちさびえるきねんせいどう)
記念聖堂は、昭和27年にサビエルが山口を訪れてから400年を記念して建てられました。内部にはサビエルの一生を描いた美しいステンドグラスがあり、聖堂からは15分おきに時を告げる美しい鐘音が市街に響いていましたが、残念ながら平成3年9月5日に焼失してしまいました。
その後、再建に向けて募金活動なども行われ、焼失から6年と7か月経った平成10年4月29日、白亜に輝く待望の新しい記念聖堂が完成しました。新しい記念聖堂は、高さ53メートル(十字架と鐘を含めて)の2本の塔と屋根が建物全体を覆う三角錐となった斬新なデザインです。礼拝堂内部にはたくさんのステンドグラスが施され、パイプオルガンも設置されています。現在は、午前8時から午後6時まで、1時間おきに時を告げる懐かしい鐘の音が戻ってきました。完工式の後、一般に聖堂内が公開され、再建を祝う多くの人で賑わいました。
サビエル公園
サビエル公園は山口市金古曽町に存在した大道寺跡地とされる場所に作られた公園で、サビエル記念碑も建てられています。
大道寺は大内義隆がサビエルに与え、布教の拠点となった寺で、当時は荒れ寺でした。その後、サビエルは仲間の宣教師に後を託し山口を去りましたが、残った神父トルレスに義隆が建て直しの許可を与え、日本最初のキリスト教教会となり、日本最初のクリスマス(降誕祭のミサ)もここで行われました。
※サビエル公園は山口サビエル記念聖堂と同じ場所にはありません(住所 : 山口市金古曽町)。