神秘の大地、秋吉台(あきよしだい)・秋芳洞(あきよしどう)
3億年の歴史を持った日本最大のカルスト台地、秋吉台。その地下には、30万年をかけて地下水が石灰岩を溶かしてできた鍾乳洞、秋芳洞がその自然の雄大さを物語っています。大部分が自然公園として国定公園に指定され、その中の一部は特別天然記念物に指定されています。
日本三天神の一つ、防府天満宮
延喜4年(904年)創建の日本で最初の天満宮。学問の神様で有名な菅原道真、また天穂日命(あめのほひのみこと)、武夷鳥命(たけひなどりのみこと)、野見宿禰(のみのすくね)の四柱を祀っています。京都の北野天満宮、福岡の太宰府天満宮と並んで、「三天神」と言われています。
城下町、萩
萩は文久3年(1863年)に藩府が山口に移るまでの約260年間、毛利氏の城下町として栄えました。幕末は吉田松陰をはじめ、明治維新の原動力となった志士を輩出した地として有名です。萩城跡や武家屋敷など、歴史的景観も多く残しています。
海上アルプス、長門・青海島 (おおみじま)
荒々しい日本海の荒波が造り上げた奇岩が連なる景勝地・青海島。北長門海岸国定公園の中心に位置し、海上アルプスとも呼ばれています。また、明治36年、長門市仙崎に生れた童謡詩人「金子みすゞ」の詩は優しさに溢れ、金子みすゞ記念館として残り、今も人々に愛されています。
エメラルドグリーンの海、角島(つのしま)
北長門海岸国定公園として指定された山口県北部の海岸線にある角島。南国の海のようなエメラルドグリーンの海はここが山口県であることを忘れさせます。2000年の角島大橋完成にともない、一気に人気観光スポットになりました。
フグと歴史の町、下関
下関は山口県の最西端、つまり本州の最西端に位置する海峡の街。 江戸時代には長州藩の支藩、長府藩として栄えました。宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘で有名な巌流島があり、平家滅亡の壇ノ浦の戦いもこの海峡での戦いです。またフグの本場としても有名で、地元の人は「福を呼ぶ」と、フグをフクと呼んでいます。
日本三名橋のひとつ、錦帯橋(きんたいきょう)
錦帯橋は日本を代表する木造橋で、国の名勝に指定されています。現代の橋梁工学からみても非のうちどころがないと言われ、五連の反り橋が特徴です。日本三名橋と呼ばれ、橋の下を流れる清流錦川、美しい城山の緑と共に四季折々の表情を見せてくれます。
山陰の小京都、津和野
津和野藩亀井氏の城下町で山陰の小京都と呼ばれています。軒先の堀を流れる清水に鯉が泳ぎ、城下町の風情が残る町並みが人々を清々しい気持ちにさせてくれます。明治の文豪、森鴎外の生誕の地であり、津和野駅はSLやまぐち号の終着駅でもあります。