山口県は穏やかな「瀬戸内海」、荒々しい「日本海」など、三方を海に面し、
その異なる表情と海の幸に恵まれ、また日本最大のカルスト台地や鍾乳洞がある
「秋吉台(あきよしだい)国定公園」など、四季折々の美しい自然があります。
山口市はそのほぼ中央部に位置し、穏やかな瀬戸内や癒しの森、雄大な渓谷など、
豊かな自然とふれあえ、心身が癒される自然が数多くある街です。
四方を美しい山々に囲まれ、緑豊かな自然に恵まれた街。椹野川(ふしのがわ)が市域の中央を流れ、周防灘の山口湾に流入していきます。
椹野川流域、またその中流域の支流である一の坂川は、ゲンジボタルの発生地として国の天然記念物の指定や河川として「山口の自然百選」に選定されています。都市部を流れる河川としては、非常に多くの自然が残されており、四季折々の表情が楽しめ、生物の生息場所としても重要な役割を果たしています。
四方の山々は、兄弟山(おとどいやま)、鴻ノ峰(こうのみね)、鳳翩山(ほうべんざん)などがあり、鳳翩山は「眺めて良し」「登って良し」の尖峰で、その秀麗な形から県都山口市のシンボルとなっています。
広大な土地に豊かな自然が残る徳地地区(とくぢちく)に阿東地区(あとうちく)。
徳地地区は、古くから良質な木材の産地として知られ、平安時代には東大寺造営に使う木材をここから切り出しました。大原湖一帯は豊かな自然が今もそのままに残っており、本格的な癒しの効果が得られる森だけが選ばれる「森林セラピー基地」に認定されました。雄大な景観、そして清々しい空気は私たちの心を癒してくれます。
阿東地区は、標高300m前後の山間部にあり、夏も涼しく、冬場には山口県内屈指の豪雪地帯になります。また寒冷な土地を生かし、リンゴや梨の栽培も盛んです。他にも、四季を通じて楽しむことができる国指定の名勝地「長門峡(ちょうもんきょう)」や、その綺麗な山容から別名”長門富士”とも言われる「十種ヶ峰(とくさがみね)」などたくさんの観光スポットが点在しており、カップルから家族づれまで沢山の人が楽しめます。
穏やかな海が広がる瀬戸内海沿岸に位置した、秋穂地区(あいおちく)に阿知須地区(あじすちく)では沢山のレジャースポットに海の幸を楽しむ事が出来ます。
海水浴はもちろん、山口県立きらら浜自然観察公園では、きらら浜に生息する野鳥などたくさんの生きものを身近に観察することができ、車えび養殖事業発祥の地として有名な秋穂では、毎年「えび狩り世界選手権大会」が開催され、アメリカやオーストラリアなど海外からの参加者もあり、賑わいをみせています。
他にも古い歴史のある「秋穂八十八ヶ所霊場巡り」、素晴らしいロケーションを楽しむ事の出来る「六畳岩二千年回道」に「串山遊歩道」など、瀬戸の自然を満喫していただけます。
山口市の中心部を流れる一の坂川。大内氏が京の鴨川に見立てたとされる川で、今もその風情を残しています。この川辺で、5月下旬から6月上旬まで国指定である天然記念物のゲンジボタルの乱舞を見ることができます。
「ほたる観賞の夕べ」は、毎年5月下旬の土曜日に開催されています。市民に愛されているホタルを、ゆっくり観賞できるようにと、一の坂川の両岸の道が交通規制されます。