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凌雲寺跡(りょううんじあと)
国道435号を秋芳方面に向かっていき、赤田神社を過ぎたところで「中尾口」のバス停で右に折れ、ひたすら田の中を縫うように道を進んでいきます。駐車場に車を停め、あぜ道をゆくと石垣が時代の余韻を伺うかのように残っています。寺跡は吉敷中尾の高台にあって南に面し、背後には鳳翩山がそびえ、東方には鋤尖山がそばだっている景勝の地です。
宗派、山号ともに不明ですが、開山は了庵桂梧で、大内義興が開基と推定されます。
義興の死没後はこの寺に葬り、凌雲寺は義興の菩提寺となりました。大内氏滅亡後いつしか廃寺となったと思われます。総門の跡を伝える豪壮雄大な石垣が当時の規模を物語っています。